22.05.01.03

本を読もうとしたけれど、やっぱりなんか書きたいなと思ったので戻ってきた。

僕は結構寂しい生活を送っている。友達みたいな人はいない。電話してつながれば話せるような人は数人いるけれど、その人たちも忙しいしそんなに親しいとも言えない。働いていないから仕事上の付き合いのような関係もない。病院の患者関係の集まりに行けばなんとなくの居場所のようなところは持っているけれど、ほとんど行っていない。寂しさを感じはじめているこの頃なので、これからは時折行ってみようかとは思っているけれど。薄い感じの知り合いは割にあるけれど、親しいという感じでは全くない。そんなんじゃない。

 

だから、といっていいのかなんなのかわからないけれど、本を読むことが好きだ。

村上春樹さんが好きだし、燃え殻さんが好きだ。phaさんもいい。西加奈子さんもいい。それくらいかなあ、特に好きだと言えるのは。

この方達の作品は手元において繰り返し読みたい。僕は読んだ本を処分する習慣があったので、手元に残っていないことが多いし、繰り返し読むこともほとんどなかった。

けれど、この方達以外の作品を読んでいくなかで、自分のお気に入りの作品というのは少ないものだし、繰り返し読んでも十分に楽しめるのではと感じるようになってきた。

だから、好きな人の好きな作品を手元に揃えて、繰り返し読むこともしていきたいと思う。

 

そして、僕は暇だ。

タバコを二週間ほど前にやめたんだけれど、タバコは暇対策にもなっていた。それは単純に依存していただけなのかもだけれど、さらにまだ依存から完全に抜けきってはいないような気もするけれど、タバコをやめてから暇をより一層強く感じるようになった。

でもお金の関係でもうタバコは吸えない。それにゴホゴホと咳や痰もでていた。もう完全にやめ時だなと思ったのでやめた。そう言い切っている。

タバコをやめてからちょこちょこ昼寝をするようになった。睡眠時間は増えたと思う。離脱症状の一種なのかもしれないけれど。あと暇対策として、近所のコンビニまで歩いてちょっと買い物に行くことが増えた。のむヨーグルトだけを買って店先で飲む。それが気分転換。他に暇対策として書くようになった。ちょっと前のブログにも書いたけれど、I日に何度とノートにぶつぶつと独り言を書くようになった。タバコを吸っていた時は、吸いながら物思いにふけっていたので、それの代償行為としてぶつぶつノートに独り言を書くのが心地いいのだろうなと思っている。

それくらいだなタバコをやめてからの変化は。

お金の節約、健康。暇関連。書くこと。

 

なんか、久しぶりに寝たくないなと今感じている。

何かを求めてしまっているのかな。自分と向き合うのが快楽になっているのかもしれない。結構虚しかったからな。ここのところ。そう言えば僕の人生なんて大抵虚しかったような気がする。20年近く引きこもっていたし、社会とのつながりも高校を中退してからほぼ断絶していたし、精神疾患になっていたし。書いていなかったけれど、僕は統合失調症の診断を受けて今でも薬を飲んでいる。薬を飲んでいるおかげだと思うけれど、今は症状はほぼ全くないし、極々まれに被害妄想みたいな感覚がやってくることはあるけれど、それはとても疲れて消耗している時だ。そう、今は特に病気だということを意識することはない。働こうとして作業所などにいこうとすると、調子がガタガタと不安定に崩れてしまう。だから、こうやってぼんやりとなんの悩みもなく気楽に生きているようには他からは見えるだろうけれど、これでようやく安定しているのだ。この安定を外れるともう日常を普通の状態で送ることができなくなる。

 

今まで散々こんな自分の人生に悩んできた。今も完全に人生の悩みと無関係になっているのではないのだけれど、大体今では自分の人生を受け入れているし、これから寿命が尽きるまでの時間もぼんやりと想像がついて受け入れているつもりだ。

 

自分の悩みや病は、つまりの一言で言って仕舞えば、「働かないといけないと怖がりすぎていたこと」だと思う。もう働かないと決めたし、無理だと思って受け入れたので、僕の人生にあった中心的な悩みは消えた。だから、外に出てのんびりとした時間を過ごすようになった。普通に散歩に行って公園に行って、時々、外で食事をしたりして普通に人がやるようなことを、僕はするようになった。僕は引きこもっていたから、そういう普通のことを全くしてこなかった。それだけで僕は自分に感動したし、そんな生活が新鮮だった。今はそんな生活は僕にとっても日常になっているけれど。いろいろと趣味を持とうとしたけれど、どれもそんなに興味は続かなかった。本を読むこと、それと書くことも少し。それだけがずっと続いている。

 

だから、僕は食べていけるんだから、日常を送りながら、外に出て時々人と会って、本を読んで書いたりして過ごしていこうと思う。

 

それだけで僕はもう十分だと思っている。今まで散々悩んでいたけれど、僕はもうそれで十分になんとか満足してやっていくことができる。かなり遠回りしたけれど、ささやかすぎるところに到達した感じだけれど、僕は僕の人生をこれで良いものだと思っている。